納骨の時期、タイミングについて解説します。

納骨時期

納骨の時期については決まりはありませんが、法律では死後または死産後でも二十四時間を経過しないと、火葬したり埋葬することはできないとされています。したがって納骨時期もそれ以降になるわけです。
通常は忌明け(喪に服する期間が終わること)に行なわれますが、一般的には四十九日の法要が終わった後にするようです。

お墓がない場合や、新しく建てるなどの理由で納骨が49日や百か日に間に合わない場合は、一周忌や三回忌に開眼供養も兼ねて行なわれます。

臨終から四十九日のあいだの時期というのは、故人が極楽浄土とも地獄ともつかぬ中間世界にあり、七日ごとに七回の裁判を受け、そのどちらかへ送られるといわれています。ただし、浄土真宗の場合は、死後このような裁判を受けることはないとしていますので、追善法要という形で行わず、死者の追慕を契機に阿弥陀如来の教えに合うという意味の仏事を営みます。

実例を踏まえると、納骨は忌明け法要(四十九日)のあと、行うケースが一番多いです。ですが、四十九日を過ぎても百か日、一周忌に納骨することもあります。

お墓と納骨について

一般的には、四十九日の法要を営んだその日のうちに納骨をしますが、お墓をお持ちでない場合、葬儀の後すぐに墓地や墓石を手配しても、とても四十九日までには間に合いません。
そこで、すでに墓地を購入しているのであれば、とりあえず納骨だけ済ませ、墓石が完成するまでのあいだは木の墓標を建てておきます。また、墓地の購入がまだの場合は、墓地を求めるまでのあいだ、遺骨は自宅に安置しておくか、お寺などの納骨堂にあずかっていただくことになります。

カロート(納骨スペース)がいっぱいで新たな骨壺が入らないときは、古い方から土に還したり、古い骨壺をまとめて合祀するのが一般的です。寺院や石材店に相談してみましょう。

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