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墓石本舗用語集:像法

像法(ぞうほう)とは、仏の正しい教えにかたどった教えをいう。正法の対。像法の時代は正法に続く1000年間ともいわれ、仏の教えそのものとそれを学ぶ修行者は存在するが、もはや悟りを開くものはいないといわれます。しかし、このような歴史観は、一面においてかえって深い仏教の自覚を生み出し、例えば中国南北朝時代には、社会的弱者への慈悲の活動を強調する偽経の像法決疑経が作られています。なお、日本においては永承6年をもって像法時は終わると考えられ、その接近に伴って、次第に末法の到来に対する危機意識が高まっていきました。


像法

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