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墓石本舗用語集:東密

東密(とうみつ)とは、広くは弘法大師(空海)にはじまる真言宗をいうが、この語は鎌倉時代末の『元享釈書(げんこうしゃくしょ)』巻27が初見とされます。あるいは当時の東寺(教王護国寺)が真言宗の教勢の中心であったためと見受けられます。またそのころは、平安末期に覚鑁が根来山に大隠して以来200年経過しているが、その系統の智山派・豊山派の新義真言宗はまだ興ってなく、覚鑁の大伝法院流は東密三十六流の中の、光沢六流の一とされているから、したがって東密とは、厳密には東寺・高野山・仁和寺・醍醐寺などの、いわゆる古義派の範囲についての呼称というべきかもしれません。


東密

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