庫裏(くり)とは、庫裡とも書き、〈庫〉は財物を入れる建物、〈裏)は〈裡〉と同じでうち、なかの意味。住僧の食事や仏に備える仏餉(ぶっしょう)などをととのえる建物のことです。古くは厨房の意に限られていたが、後に事務所や宮殿も含むものになりました。現代では、僧侶とその家族が住むところをいいます。また、浄土真宗では住職の妻のことをいいます。