結縁(けちえん)とは、仏法との関係を結んで、未来に成仏するためのきっかけを作ること。〈縁〉は因縁、関係性の意で、特に仏や仏法との関係をいう。結縁の目的で行われる儀式に「結縁灌頂(けちえんかんじょう)」・経を書写する「結縁経」・経を読誦廻向する「結縁諷経(けちえんふぎん)・法華八議を開く「結縁八講」などがあります。また、造寺・造仏の勧進も衆生を仏道に結縁させることを目的としています。