墓石本舗の「観無量寿経」の解説ページです。

墓石本舗用語集:観無量寿経

『観無量寿経』(かんむりょうじゅきょう)は、大乗仏教の経典の一つです。別名『観無量寿仏経』、『無量寿仏観経』、『無量寿観経』ともいい、『観経』と略称されます。
阿闍世という名の太子が、悪友の提婆達多にそそのかされて、父の頻婆娑羅王を幽閉し餓死させようとした「王舎城の悲劇」を導入部として、王の后である韋提希夫人の願いにより釈迦が、極楽世界や阿弥陀仏、観音・勢至の二菩薩を観想する13の観法を説く。そして、極楽世界に往生する者を「上品上生」から「下品下生」まで九品に分類し、最後に釈迦が阿難に向って「無量寿仏の名号を、常に心にとどめ続けよ」と説く。
一方、極楽往生することよりも五悪に穢れた現世で精進することの方が功徳があると説く五悪段があるが、これは中国的な思想であるため、偽経説の拠り所の一つとなっている。


観無量寿経

墓石ガイド