墓石本舗用語集:合掌
合掌(がっしょう)とは、顔や無野の前で両手の掌を合わせること。インドで古くから行われてきた敬礼法の一種です。インド、スリランカ、ネパールなど南アジア諸国では、世俗の人々が出会ったときにには、互いに合掌しています。いわば国のお辞儀に相当しています。
中国・朝鮮・日本などでは、仏教徒が仏や菩薩に対して礼拝する時この礼法を用います。中国で著された経典の注釈書によると「両手を合わせることは、精神の散乱を防いで心を一つにするためである」と説明されています。
普通見られる合掌形は、十二合掌中の虚心(こしん)合掌に相当し、両手の指を均等に合わせ、掌の内側に若干の空間を作ります。密教僧が通常の儀式の際に用いる合掌形は、帰命合掌または金剛合掌と呼ばれる形で、両掌を合わせ、10指の上節を右指を手前にして交互に組み合わせます。
合掌