大師(だいし)とは、偉大な師、優れた指導者の意。仏・菩薩などをいいます。また、高祖に対する尊称として用いられ、朝廷から下賜される諡号(しごう)の一つとなりました。日本では866年に最澄に伝教大師、円仁に慈覚大師の号が贈られたのが最初です。特に弘法大師(空海)に対する信仰が広まってからは、大師といえば弘法大師を指すようになりました。