東京都に関して、他の道府県に比べると火葬場が、民営のものが多く、東京都23区には9つの火葬場が存在します。
公営の火葬施設は2つで、他の7つの火葬場は民営のものとなっています。東京は人口が密集しており、火葬場が不足しているため、自治体では十分な土地などが確保できなかったり、近隣住民とのトラブルが発生するためです。

平面墓地と集合墓地の使用にかかる経費を比較すると、一般墓地の場合、平均的な墓所面積を４㎡とすると、
使用料だけで250万円かかり、別途、墓石代金等は石材店に支払う必要があるが、永代にわたり使用することができます。
一般墓地と同じ平面墓所形態である壁型墓地は、墓石代金等は不要で158万円で永代にわたり使用できるため、
一般墓地よりは割安です。 集合墓地についてみると、長期収蔵施設は、1体当たりに直すと10万円ほどになるが30年の期限があり、
更新するときに再度、使用料が発生します。合葬式墓地は一定期間保管で95000円であり、直接共同埋蔵ならば53000円です。合葬式墓地は、毎年の管理料も不要でなので、平面墓地や長期収蔵施設と比較して安価です。

全国の墓石価格の相場は174万円だそうです。それに対して東京の墓石価格の相場は、およそ200万円だと言われています。東京のお墓は他の地域のお墓に比べて区画面積が狭く、その分墓石に使う石の量（才数）が少ないため本来であれば石材 の原価を抑えられ安くなるのですが、全国平均と比較すると価格相場は高めです。これは、石材店の運営コストである人件費・家賃・広告宣伝費が他の地域と比べて高いことが原因の１つだと言えるでしょう。一方で、東京は石材店の数が多く、インターネット上にも比較検討に利用できる情報が多いといった、価格競争が起こりやすい環境を備えています。そのため、石材店の選び方・探し方次第では価格を抑えた建墓も可能です。
東京でお墓を建てる際には、いろいろな石材店に見積もりをお願いした上で、工事を依頼する石材店を決められることをおすすめいたします。

東京は武蔵国の南部に位置する地域で、かつては江戸と呼ばれていました。現在の地区は多摩地域と東京都区部に加えて、島嶼部の3つに分かれています。多摩地域は多摩丘陵や関東山地などの起伏のある地形に囲まれ、多摩川の流域としても知られています。多摩地域で最大の八王子市は桑都とも呼ばれ、かつては繭製品の集積地として栄えましたが、現在では高尾山観光の拠点となっています。

東京23区の地域は、山の手と下町の2つに大別できます。山の手は武蔵野台地の地形の場所で、かつては大名や武家の屋敷が集中していました。武蔵野台地の東端にあったのが江戸城であり、下町を監視しやすい位置にありました。東京の下町は隅田川沿いにあり、浅草や北千住などが有名です。下町には庶民のための娯楽施設が多く、現在に通じる下町文化が育まれました。

島嶼部の地域には、火山が非常に多いのが特徴です。かつては静岡県に属していた地域もありますが、後に東京に編入されて海域がとても広くなりました。島嶼部では独特な食文化も生まれ、くさやが名物になっていることも知られています。三宅島や大島などの景色は東京とは思えないほどに自然が豊かで、海産物資源にも恵まれています。