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墓石本舗用語集:盂蘭盆

盂蘭盆は、サンスクリット語の「ウランバナ」の音写語で、古くは「烏藍婆拏」(『玄応音義』)、「烏藍婆那」と音写された。「ウランバナ」は「ウド、ランブ」の意味があると言われ、これは倒懸(さかさにかかる)という意味である。
近年、古代イランの言葉(アヴェスター語)で「霊魂」を意味する「ウルヴァン」が語源だとする説が出ている[2]。サンスクリットという言語がアヴェスター語と同じく印欧語族のインド・イラン語派に属するという事から考えると、可能性は比較的高い。古代イランでは、祖先のフラワシ(ゾロアスター教における精霊・下級神。この世の森羅万象に宿り、あらゆる自然現象を起こす霊的存在。この「フラワシ」は人間にも宿っており、人間に宿る魂のうち、最も神聖な部分が「フラワシ」なのだと言う。ここから、フラワシ信仰が祖霊信仰と結びついた)すなわち「祖霊」を迎え入れて祀る宗教行事が行われていた。


盂蘭盆

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